しゃくり

複雑なようで単純なような、抱えきれない自分の感情をどこかに書き記したくて、文章をひき出してる。

今日はざらりざらりとした日だった。
体調がわるくて疲れがたまっているせいなんだ、と言い聞かせるし、実際そうなのだとも思うが、今夜も明日もどんな気持ちで空を仰ぐだろうと思うと、見通しの利かないもやもやは実は救いようがないような重要な真実のひとつのような気にもなってくる。

この気持ちを形にしたいけど、何を書いても何かずれている気がしてサイトさえ開く気になれない。

今日の夢は彼がでてきた。昨日会った元彼との様に、もう普通に話せるようになってた夢だった。
私は、仕事用のミニスカート姿で、見えるのも気にせず内股で体操座りをしていた。でも本当は、見えるだろうことは分かってたし、それがはしたないことは分かっていた。でも何故か私はそれを直すのが面倒くさいのと、注意してくれないかなと頭の隅でぼんやり求めていた。コタツ台をはさんで向かいに座りながら、だるくて面倒くさくて寝転んだ。向こうの顔は見えなくなったけど、横着に寝転がりながら、実はかまって欲しいと望みうすの期待をしてる自分がいた。

そこで胸に圧迫感をおぼえて目が覚めた。胸の上に乗っかる圧迫は重くなっていって、以前見たときと同じように、なにか気配がした。胸の圧迫感は軽くなって、2本の足が丁度私の手の上辺りに来たっぽいので、つかんでやった。自分の動悸が速くなるのを感じたが、恐怖心よりもムカつきが上回った。仁王立ちになってるのが腹立たしく、重たいのがさらに腹立たしかった。「重いわ!」と叫んだら、やんだ。

なぜ私は霊の夢などみるのだろう。疲れてるときにそうなるのかもしれない。人間の脳活動などよく分からない。

実は2本の足をつかんだときに、ひょっとしたらこれは彼かもしれないと思った。霊魂だけ無意識のうちに怒りにきたのかもしれないと。と思う反面、そんな訳ない、これはただの得体のしれない足だ、とも思ってた。彼が来るだなんて何を都合のよい方へと物事を考えているのだと。

お気に入りの日記サイトを読んでいたら、筆者の、筆者を支えてくれるいとしい手への情感に、自分の気持ちが重なってざらざら号泣した。なぜかしゃくりあげて泣いていた。
「ここまで大事なものを捨ててまで、手に入れようとしてるものはなんだろうね。」
と友人につぶやいた自分の台詞を思い出した。